立体画像を楽しむ

kun坊

2008年10月08日 09:10

 変な形をした 双眼鏡のようなモノ・・・・・何だか解りますか?




 実はコレ!

 自作の 3Dビューアー なのでした 

 簡単に言うと 覗くだけで立体画像が見れる 道具・・・・・



 別の角度から見ると こんな感じになっています




 本当は 上部に透明なカバー(フタ)があったんだけど 行方不明?(笑)


 どうやって見るかと言うと・・・・・

 こんな感じに 専用のアダプターに画像を嵌め込んだものを 挿して覗く





 日付をみたら分かるとおりに 15年も前のものですね

 その当時 

 カメラを通じた知り合いに 「イシヤマさん」 という方が居まして

 独学で「立体写真」の研究をしていたのです


 画像に写っている

 〝35mmフィルム用アダプター〟も イシヤマさんから頂いたものです




 

 原理を 簡単に説明すると・・・・・
  (15年も前の事で、正確でないかもしれません 自分でも調べてね!)

 人間は 目の前にある りんご(例えば)をどうやって立体的に見ているか?

 無意識に 1枚の画像として目に入ってきてはいるんだけど 

 実は 右の目と左の目で見ている物は 同一画像では無いということ
                    ( 目が 二つ有るのだから当然だけどネ )
 
 〝視度差〟というんだけど・・・ 

 右目画像と左目画像には 

 目と目の間分の距離から生ずる 約7~8cmのズレがある

 そのズレが 立体的に見えるキモなのです

 だから

 レンズが1個しかないカメラを 

 1枚目を撮った位置から 左右どちらかにスライドさせてもう1枚撮る

  ( 実際は角度もつけなければいけないけど 素人なので誤差の範疇 笑)


 つまり・・・

 左目役のカメラで撮った画像を左目で見る

 右目役のカメラで撮った画像を右目で見る


  すると 立体的な一枚の画に見えるのですよ!!!!! コレガ





 使用フィルムは 35mmポジフィルム(スライド用と言えば解りやすいかな?)



 当時 初めてイシヤマさんに見せて頂いたのは 6×4判 の中判フィルム

 もちろん ビューアーも6×4サイズの イシヤマさんの自作

 その迫力と奥行き感に圧倒されました!

 35mm判を散々やって 最後に中判に行き着いたらしい

 私が 「 自分も作ってみたい!」 と言ったら

 
     「 35mm判のアダプターを あげるから やってみらいん!」 と・・・


 縦横のサイズ 使用レンズ レンズ間の距離 フィルムまでの距離等々・・・ 

 丁寧にビューアーの作り方を教えてもらって 

 夢中になって 作ったのが 最初の画像の 3Dビューアー

 
 イシヤマさんから

 「熱心に聴いていく人はいっぱい居たけど・・・」

 「本当に作ってしまったのは アンタだけだ! 笑」 

 そう言われて とても嬉しかったのを覚えています・・・・・・



 あれから 15年も経ってしまったんですねぇ

 結局 その後は興味を失ってしまって続けることは出来なかったんだけど

 イシヤマさん ・ ・ ・ ・ ・ 元気かな?



 デジタルカメラでは どうやるんだろう? 

 古い物にも使い道はあると言うこと

 これも 「 写 真 」 というものの楽しみ方のひとつでしょう

 


 机の中を片付けていると

             懐かしい物が出てきてびっくりしてしまいます  

 




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