小学校のPTA役員には、
執行部役員、学年委員、地域委員などがあるのですが、
毎年、卒業式でのご挨拶は「学年委員長」の役目だったらしく、
年度初めに、この役を引き受けた時には決まっていた事だったようです。
嫁曰く・・・・・
「せっかく入学式でご挨拶させてもらったんだから、
いっそのこと卒業式でもご挨拶させてもらって、想い出にしましょうよ!」 だって
いや、ご挨拶するのは・・・・・私なんですけど
という訳で
「保護者を代表しての挨拶」などという大役を仰せつかったのでした。
まぁ、卒業生が22名という田舎の小さな小学校の卒業式ですから、
出席する人数だってたかだた100人程度ですし、
ご来賓といったって、地元の議員さんや地区の区長さんなどです。
ここは腹を決めて! しっかりとご挨拶してきましたですよ
『 卒業生の保護者を代表して 』
ご来賓の皆様、並びに諸先輩の方々を前にして、
大変僭越ではございますが、卒業生の保護者を代表してひとことご挨拶を申し上げます。
振り返れば6年前、ここにいるこの子供達の入学式の席で
ご挨拶をさせて頂いたことをまるで昨日の事のように想い出されます。
月日が経つのは、なんと早いことか?
あの、真新しいランドセルに負けてしまいそうなほど、可愛らしく弱々しかった子供達が、
こんなにも立派に逞しくピカピカの心のままに、すくすくと成長してくれました。
もちろん、子供達自身が一生懸命、勉強にスポーツにと努力したからに他なりませんが、
子供達ひとりひとりの個性の芽に気付き、そのひとりひとりの得意な分野に励まし導き、
そして暖かく支え見守って頂いた、〇〇小学校の各先生方のご指導があったればこそと、
ここにいる保護者の全てが、
言葉には言い尽くせないほどの深い感謝の気持ちを持っていることは、
聞くまでもないことであります。
校長先生を始め、各先生方、
そしてこの子供達をかつてご指導して頂きました全ての先生に、
あらためまして、心からの感謝を申し上げます。
6年間お世話になりまして、本当にありがとうございました。
担任の先生と仰ぎ見た、校庭の桜の柔らかな色と香り。
同級生と泳いだ、真夏のプールの眩しいほどの煌き。
今後、様々な困難や数々の出来事にその記憶は薄れていくかも知れません。
しかし、それらの記憶をを忘れてしまう事は決して無いでしょう。
先生方や同級生とともに過ごした時間の、きらきらとした輝きは、
子供達にとってはかけがえの無い財産となるのです。
学校とはそういう場所だと信じます。
最後にもう一度、心からの感謝を申し上げまして、
保護者を代表して、御礼のご挨拶にかえさせて頂きます。
本日は、ありがとうございました。
いや~ なんとも恥ずかしいですが・・・
ブログを公開していることからして恥ずかしい事なのでいまさらですね・・・(笑)
嫌だ、やりたくない、なんて断ればそれで終わりですが、
やって見て初めて、得るものもあるんだと思いますし・・・
何より、
嫁と娘から
「挨拶・・・良かったねぇ~!」
なんて言ってもらえたので、
こんなに幸せなことはありません。
役を引き受けてくれた、嫁に感謝です
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