昨夜、日曜日の釣行から3日が経っているし、
気分を変える為にも、と思いついてラインを巻き換えた。
ミノー用の2500番にはいつもの10lb
そして、スプーン用の3000番で少し迷った!
何となくではあるが、巻いてあるPEラインが信用できないのだ
ロッドとの相性なのか、ガイドとの相性なのか、
それとも私の技術不足なのか・・・
どうにもトラブルが多いし、思いもよらない場面で切れる!
全てのシステムにおいて、何処かに不安を抱えたままでは釣りは出来ない
ここ数年、スプーンでの遠投ではPEラインでということに落ち着いていたのだが
あえて、ナイロンの12lbに換えてみた
そして、今朝・・・・・
いつものようにポイントへ着くと、いやに水色が悪い!?
先日の雨の影響がやっとここまで達したのか?
ほんの十数投・・・・・どうもしっくり来ない。
いつものミノーポイントで、そしてミノーでは釣れるような気がしないのだ
決断は早かった!
急いで車まで戻り、大きくポイントを移動・・・・・
そして向かったのは
「ポイントG」
ここは、増水&濁りが出たときに実績のあるスプーンポイント!
ロッドを8.6fと3000番のコンビに持ち替えてポイントへと急いだ。
PEほどの飛距離は期待できないけれど、
安心感を持って振り抜けるのは、とても気持ちが良い
しかし、予想通り感度は鈍くボトムの感覚がなかなか手には伝わってこない。
濁りがキツイこともあって、出来ればボトム付近で勝負したいところだが?
数あるスプーンの中から、出来るだけ浮き上がりの少ないもの・・・
テッペンスプーンやバイトを試してみた。
同じ場所では、納得のいくまでコースをトレースしてから少しの移動を繰り返し・・・
気になるポイントを全てチェックして、再度上流部に戻って振っていた
釣り初めからは既に一時間以上も経過していたころ
ラインの先に結んでいたのはバイト(ゴールドベース、パールラメ仕様)18g
何十投も繰り返されたキャストとリーリング・・・
それは突然やってきた!
グググッ! とスプーンが止められた
ギュギューーン!とロッドに重みが乗る!
あまりに突然で、何が起こったのか一瞬真っ白になったけど
ロッドが目一杯曲がって、
その後、ティップが
グングンッ!グングン! と叩かれてふと我に返った
再度、上流側に向かってテンションを掛ける!
良し! これで乗っただろう?
あとはゆっくりとやり取りをすれば良いだけだ・・・・・
しかし、どうにも〝首振り〟が止まらない?
そして、意外にも素直に・実に素直に、
流れの押しに耐えながら上流へ上流へと巻くテンションに付いて来た
ここで、ふと・・・・・
もう少し外へ向かって走ってくれれば良いのにな? と思った
あまりにも早く浮き上がらせてもロクなことは無い
ところが・・・・・
意に反して、もう直ぐそこまで近づいてしまっていた。
ここは、決断しなければいけない!
思い切って一気に勝負を掛けるべきか?
それともジックリとテンションを保って、ターボダッシュに備えるべきか?
そんな躊躇を見透かすように・・・・・
足元、5m下流で 彼女が首を振るのが見えた!
その瞬間に、開いた口の先端から弾かれるように外れたスプーン
たった一瞬の時間のなかで、
その映像が、目から脳へと伝わる・・・・・・・・・・・
現実の世界へと引き戻された瞬間に目に飛び込んできたもの
それは、何事も無かったように流れの中へと帰っていく彼女の背中
そんなに大きくは無かったけれど、幅広のナイスボディだったな
29回目の彼女詣でを数えて、やっと掴んだチャンスだったのに・・・
残念ながら手にする事は出来なかった
なんてことは無い!
要は、まだまだ準備が足りないってことなのだ!
自分に納得できるポイントで、自分らしいスタイルで、
謙虚に真摯に向き合えば、きっとまたチャンスはやってくるから・・・
誰と競う訳でも無い!
数を競う訳でも無い!
ましてや、彼女との出逢いは・・・決して闘いなんかでは無い!
内なる自分との対話にこそ、その価値はあると信じている。
2010年 4月 8日 午前6時30分
2006年の、彼女のDNAを受け継いだ者との別離・・・・・か?
その別れも、心のメモリーの1ページに・・・・・
さぁ、前を向いて歩きだそうぜ
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