漢字に苦戦

kun坊

2009年08月04日 10:05

 今回読んだ本は、

 『 神無き月十番目の夜 』 (かみなきづきじゅうばんめのよる)

                                by  飯嶋 和一
 



 
 

 

 


 カタカナの名前を覚えられないので、

 洋書は読まないっていう友人の話をしましたが

 時代小説、歴史小説に出てくる「漢字」もなかなか・・・・・

 例えば


    依上保 (よりがみほ   
    
    比藤村 (ころふじむら

    月居大膳亮 (つきおれだいぜんのすけ

    肝煎 (きもいり

    十日夜 (とおかんや


 スラスラと読めないので、引っ掛かり引っ掛かり読み進みました

 でも、それでかえって丁寧に読めた感じかな・・・(笑


 三百数十人もの罪も無い人々が次々に殺されるような

 とてもとても悲しい物語なのですが・・・・・

 物語のところどころにちりばめられた、誇り高い人々の暮らしぶり

 また、身近な〝神〟を感じさせる習慣など


 とても、深みと厚みのある物語になっています。


 
 スタジオ・ジブリ アニメ作品

    「 もののけ姫 」 に共通するテーマを感じました。


 こんな、神も仏も無いような時代にだからこそ・・・・・

 誇り高くおおらかに生きていた、そんな古い日本人に感動します。


                              
                戦いの空しさを説く、反戦の物語でもあります 


あなたにおススメの記事
関連記事