漢字に苦戦
今回読んだ本は、
『 神無き月十番目の夜 』 (かみなきづきじゅうばんめのよる)
by
飯嶋 和一
カタカナの名前を覚えられないので、
洋書は読まないっていう友人の話をしましたが
時代小説、歴史小説に出てくる「漢字」もなかなか・・・・・
例えば
依上保 (よりがみほ
比藤村 (ころふじむら
月居大膳亮 (つきおれだいぜんのすけ
肝煎 (きもいり
十日夜 (とおかんや
スラスラと読めないので、引っ掛かり引っ掛かり読み進みました
でも、それでかえって丁寧に読めた感じかな・・・(笑
三百数十人もの罪も無い人々が次々に殺されるような
とてもとても悲しい物語なのですが・・・・・
物語のところどころにちりばめられた、誇り高い人々の暮らしぶり
また、身近な〝神〟を感じさせる習慣など
とても、深みと厚みのある物語になっています。
スタジオ・ジブリ アニメ作品
「 もののけ姫 」 に共通するテーマを感じました。
こんな、神も仏も無いような時代にだからこそ・・・・・
誇り高くおおらかに生きていた、そんな古い日本人に感動します。
戦いの空しさを説く、反戦の物語でもあります
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